「啄木と文の京」石川啄木記念館第12回企画展 ~本郷・小石川で 生き抜いた東京時代~

2019年10月1日(火)~2020年1月19日(日)
※詳しくは下記のアドレスより「石川啄木記念館の公式ホームページ」をご覧ください。
http://www.mfca.jp/takuboku/

f:id:takubokusatoemailnejp:20191001073811j:plain

啄木と文の京-1

f:id:takubokusatoemailnejp:20191001073842j:plain

啄木と文の京-2

 

碓田のぼる著『啄木断章』(本の泉社:2019年10月7日発行)

啄木研究の大家である碓田のぼる氏が新刊『啄木断章』を発行されました。

90歳を超えて今なお、啄木研究への情熱を持ち続ける著者の碓田氏には何度もお会いしているが、その謙虚な姿に私は何時も感動する。

氏は歌人でもあり、その歌集の全貌を私は知らない。私の知る碓田氏は熱心な、そして熱い啄木研究者の姿であり、そのいずれの著書からも伝わってくるのは、不条理な社会を黙認してはならない、という静かな怒りなのであるが、氏は今回の著でも啄木の言葉を通して社会の矛盾を追及しているが、冒頭に収めた「啄木詩「老将軍」考――越境するナショナリズム――」では、啄木詩の原点を見つめている所が碓田研究の鋭い視点であり、90歳を超えてなお、止まない熱い研究への情熱に圧倒される思いである。

また、「曹洞宗」という宗教面からの新しい視点で「啄木伝記」の見直しを指摘していることにも感服する。

f:id:takubokusatoemailnejp:20190929231918j:plain

碓田のぼる著『啄木断章』

 

国際啄木学会 2019 創立30周年記念東京大会

10月12.13日の土曜、日曜の2日間は、国際啄木学会の30周年記念の大会が東京の明治大学駿河台校舎・リバティタワー)にて開催される。
私が主宰する「湘南啄木文庫」では、この記念大会を祝福する意味で拙文庫が収集した書籍80点ほどの中から66点を選んで「石川啄木に関する海外出版(国内で外国語出版を含む)図書展」(展示は12日のみです)として、同会場に展示することになったので、この展示目録(A 4判・4頁)と、翌13日の午後からの「東京の啄木文学散歩」の栞を私が作成を担当してましたが、何度かの下見などをするなどをして、本日、ようやく8頁の小さな冊子(写真)を作成しました。

f:id:takubokusatoemailnejp:20190929223855j:plain

東京・啄木文学散歩ー1

f:id:takubokusatoemailnejp:20190929223948j:plain

東京・啄木文学散歩ー2

f:id:takubokusatoemailnejp:20190929224026j:plain

海外の啄木図書ー1

f:id:takubokusatoemailnejp:20190929224058j:plain

海外の啄木図書ー2

f:id:takubokusatoemailnejp:20190929224124j:plain

海外の啄木図書ー3

f:id:takubokusatoemailnejp:20190929224217j:plain

海外の啄木図書ー4

 

国際啄木学会東京支部会のお知らせ

9月7日(土)13時00分~16時30分

会場:明治大学和泉校舎(研究棟1階 会議室)

内容

【研究発表】

平山 陽:啄木演劇の脚本を書いて~事実と虚構の啄木と節子~

【研究余話】

大室精一:『啄木そっくりさん』を書いて

佐藤 勝:3人の共著『クイズで楽しむ啄木101』が誕生するまで

支部会議】 東京大会に備えて、ほか

2020年春・伊井圭氏の小説『啄木鳥探偵處』がアニメ化!

推理小説の名手であった伊井圭氏が遺した、傑作探偵小説がテレビアニメ化されて、来春にはいよいよ放映開始となるニュースを嬉しく思いここにお知らせします。
小説の中では友人として協力しあって謎の解決に立ち向かっていたが、アニメの世界は如何になることか。期待感で胸がわくわくします。そして、伊井さんが、この小説を書いた頃に知り合った私は、その紳士的な面差しは、どこか啄木と金田一京助の双方に似ているように思えてきたことを懐かしく思いだしている。詳しくは下記のアドレスから公式ホームページへ入ってご覧ください!
アニメ「啄木鳥探偵處」公式
https://www.facebook.com/masaru.satou.946